今週末に今季のF1第3戦中国GP(17日決勝)が行われるが、注目点のひとつはフェラーリがここでメルセデスAMGにどれほど食らいついていけるかということだろう。
開幕戦オーストラリアGP、第2戦バーレーンGPともにメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが2連勝を飾る一方で、フェラーリはいずれのレースでも表彰台は確保しつつも1台がトラブルで消えるという信頼性の問題も抱えていた。
メルセデスAMGは、中国でもフェラーリは警戒すべき相手だと主張している。しかし、フェラーリの専属ジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニは、上海インターナショナル・サーキットはフェラーリにとってはあまり相性のよくないサーキットだろうとほのめかしている。
そんな中、元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは、スペインの『Marca(マルカ)』に対し、今季も事実上メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとロズベルグによるタイトル争いになるのは間違いないだろうと次のように語った。
「バーレーンでのキミ・ライコネンのパフォーマンスを見れば、フェラーリは非常に調子がよさそうだ。それでも、メルセデスAMGには少し及ばないね」
「ルイスがどういう位置にいるのかということを評価するのは難しいよ。彼はこれまで問題を抱えてしまっていた。彼には責任のないボッタス(ウィリアムズ)との接触のようなものがね」
そう語ったハーバートは、次のように付け加えた。
「現時点でのリーダーはロズベルグだ。だが、まだ2レースしか終わっていないというのも事実だ。バーレーンでニコがまた勝利を収めたときにルイスが満足そうな顔をしていたのには驚いたよ。それが今後も続くかどうか様子を見よう」