今週末に行われるF1中国GP(17日決勝)で、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがグリッド降格ペナルティーを受けることになった。
メルセデスAMGが14日(木)朝に明らかにしたところによれば、前戦バーレーンGP決勝スタート直後の第1コーナーでバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)に追突されたことによりハミルトンのクルマのギアボックスが交換を余儀なくされることになったものだ。
メルセデスAMGはこの件についてツイッターに次のように投稿している。
「バーレーンでダメージを負ったギアボックスは完全に分析を行うための検査を必要とした」
「その結果、今後リスクを抱え続けるよりもギアボックスを交換したほうがよいとの決断に至った。はっきりさせておくべきことは、これによりルイス・ハミルトンが5グリッド降格ペナルティーを受けることになるということだ」
「だが、そこから反撃できる者がいるとすれば、それは彼だ」
だが、2014年と2015年に2年連続で自身3度目のF1王座に就いたハミルトンにとって、今回のペナルティーが痛手となるのは間違いないだろう。今季はチームメートのニコ・ロズベルグが開幕2連勝を飾っているだけに、今週末の中国で一矢を報いてポイント差を縮めておきたいところだ。
しかし、仮にポールポジションを獲得しても、5番グリッドからのスタートとなってしまう。ロズベルグがいいスタートを決めてレースをリードすれば、さすがのハミルトンとしても今季初勝利をあげるのは難しくなるかもしれない。