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「マクラーレンだからといって成功が保証されているわけではない」とクルサード

2016年04月13日(水)18:45 pm

今季2年目のシーズンを迎えたマクラーレンとホンダによるコラボレーションだが、昨年よりは確実に進歩が見られるものの、チームとして最高のスタートが切れたと言える状況ではない。

●ホンダF1に自信「確実に進歩している」

■アロンソ負傷、バトンにトラブル

開幕戦オーストラリアGPではフェルナンド・アロンソが大クラッシュを演じ、ジェンソン・バトンはそれによってレースが赤旗中断となったことも災いし、ノーポイントに終わっていた。

続く第2戦バーレーンGPではアロンソがオーストラリアでのクラッシュによる負傷のために欠場。急きょ代役として出走したストフェル・バンドーンが10位完走を果たして1ポイントを獲得したものの、バトンはマシントラブルでリタイアとなっている。

まだ今シーズンはあと19レースが残されているとはいえ、現時点でマクラーレンはバンドーンの1ポイントによってやっとランキング8位につけている状態だ。

ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介は、今週末のF1中国GP(17日決勝)では、バトンのクルマにも今シーズン2台目のエンジンを搭載することになると公式プレビューの中で明らかにしている。

さらに、アロンソが中国GPで復帰できるかどうかも14日(木)に行われるFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)の医師による診断結果次第だという状況であり、マクラーレン・ホンダが万全の体制で反撃に出られるのも、まだ少し先のことになりそうだ。

■この状態が続けばマクラーレン・グループの経営にも影響?

かつてマクラーレンやレッドブルで活躍した元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、マクラーレンにとっては、いつかは優勝争いができるチームとして復活することが重要だと主張している。

「彼らは本当にそうする必要がある。大規模なチームが作られたのはそのためだからだ。マクラーレンのブランドが成功を収めるかどうかは、サーキットで成功できるかどうかが直接的に関係してくるんだ」

ブラジルの『Globo(グローボ)』にそう語ったクルサードは、次のように付け加えた。

「私は水晶玉など持っていないからこの先のことは分からない。だが、ガレージの上に掲げられた名前だけで成功が保証されるわけではないよ」

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