マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1中国GP(17日決勝)に向けて意気込みを語った。
■フェルナンド・アロンソ「セットアップの最適化がカギ」
「中国GPは常に不確定要素がつきまとう。春の上海は天候も変わりやすいし、気温も変動することが多い。週末を通じて、それがクルマのセットアップやバランスに影響を及ぼすんだ。
路面温度はバーレーンよりもかなり低くなるだろうし、タイヤの熱を維持することが難しくなる。だから、今週末はさまざまなコンディションに対応できるようセットアップを最適化することに集中していく必要がある」
「サーキットそのものはいろんなコーナーがあって難しいし、2つの長くて速い右曲がりの部分ではタイヤがすごく摩耗してしまう。特に左フロントがね。
つまり、そこではタイヤの摩耗やグレイニングに大きな影響を及ぼすことになる。だからすべてのスティントが始まるときからタイヤを正しく機能させることが重要だ。そうすればレースを通じてタイヤをうまく使うことができるし、その能力を最大限に引き出すことができる。
運転を楽しめるサーキットだし、いくつか面白い個所もある。裏の高速セクションなどがね。今年、僕たちのシャシーとパワーユニットがあそこでどういう力を発揮できるかを確かめたくてワクワクしているよ」
「僕は中国でのレースを常に楽しんできた。これまでに優勝も2回しているよ。コース上でいい戦いができ、今週末さらに進歩が見られることを期待している」
※なお、アロンソの中国GP出走可否に関しては、14日(木)に予定されているFIA(国際自動車連盟)の医師団による検査によって決定されることになる。