メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1中国GP(17日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ルイス・ハミルトン「このレースを転機に」
「僕にとってはあまり順調なシーズンのスタートにはなっていないけれど、選手権争いに向けては自分が今いる位置は実際のところかなりいいと思っている。2レースともひどい結果になっていたかもしれないのに、どちらも表彰台に上れたというのはかなりいい前兆だよ。ひどい状態からばん回できたのは間違いないからね」
「誰もが僕が不安になっていないかどうか尋ねてくるよ。下降傾向にあるんじゃないかってね。でも僕はそれとはまったく正反対のことを感じている。僕たちの手順や対応の仕方には実際のところ何も問題はないし、今後はよくなることが分かっている。個人的なレベルも同じさ。精神的にはこれまでで最高の状態だよ。これを突き破ることができるものなど、たとえあったとしてもごくわずかだろうね」
「まだこの先の道のりはすごく長い。だから僕はこれまでと同じように懸命に取り組み続けるだけさ。次の戦いは中国だ。僕にとっては過去何年にもわたっていい結果が残せたサーキットなんだ。5回ポールを取り、4回優勝した。だからこのレースが転機となることを期待しているよ」
■ニコ・ロズベルグ「中国でも優勝争いができる」
「これほどいい形でシーズンをスタートすることができたのは素晴らしいことだ。だけど、僕は一歩ずつ、レースごとに取り組み続けているだけだし、これからもさらに多くの勝利を得ることを目指している」
「こういうときを楽しむことが重要なんだ。最高のクルマに3年連続で乗ることができるのはすごい特権だと感じているし、それを最大限に利用するつもりだ。これから中国へと向かうけれど、またそこでも優勝争いができると分かっているのは素晴らしい気分だよ。特に上海は僕にとってはいい思い出があるところだけにね。2012年には初めてのポールポジションと優勝を手にした。だから今週末にはすごくいい気分で臨むよ」
「次の戦いを楽しみにしている。僕たちはまだ本当のフェラーリを見ていないし、これからもすごくワクワクするシーズンが待ち受けているはずさ」