11日、FIAは世界モータースポーツ評議会で「F1予選形式」に関する投票結果が正式に承認されたことを発表した。今週末のF1中国GPの予選から、2015年までの旧予選形式に戻すことになった。
物議を醸していた「F1予選形式」だが、既報のとおり、シーズン中の基本ルール変更にはF1委員会、世界モータースポーツ評議会での承認が必要となっていた。
先週の金曜日午後、まずF1委員会が昨年の予選形式復活に合意し、そして11日、世界モータースポーツ評議会でも承認された。
FIAは次のような公式声明を発表している。
「世界モータースポーツ評議会は本日、電子投票を経て、2016年FIAフォーミュラワン世界選手権の残りのシーズンについて、昨シーズンの予選形式に戻すことが承認された」
「予選形式は、最初の2つの予選セッション(Q1、Q2)終了時に最も遅い6台ずつが脱落し、Q3ではポールポジション争いのために最終的に10台が争う予選システムに、今週末の中国GPから戻されることになった」
しかし、2017年からの予選については「レース形式」など新たな案が出てきそうで、今後も物議をかもすことになりそうだ。