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【SUPER GT決勝】レクサスは2位、全6台がポイント獲得/第1戦岡山

2016年04月10日(日)22:55 pm

SUPER GT開幕戦が岡山国際サーキットで開催され、ジェームス・ロシター/平川亮組のKeePer TOM'S RC F 37号車が、ライバルの猛追を凌ぎ切り2位表彰台を獲得。残る5台のLEXUS RC F勢も全車トップ10フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。

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10日(日)の決勝日はやや雲に覆われたものの、気温20度、路面温度26度と予選日よりもやや涼しく過ごしやすいコンディションとなった。サーキットに詰めかけた1万9千人のモータースポーツファンが見守る中、午後2時40分に岡山県警の白バイ先導によるパレードラップとフォーメーションラップを経て、82周の決勝レーススタートが切られた。

■スタート後、レクサスが逃げる展開

スタートでは大きな順位変動が無く、ポールポジションの37号車ロシターが序盤からハイペースで逃げる展開。2位の6号車カルダレッリも3位を引き離し、上位はやや間隔が広がる一方、中団グループでは、5番手のGT-Rを4台のLEXUS RC Fが僅差で追う形となった。

■気温上昇とともにGT-Rが上昇

15周目を過ぎると、雲間から太陽が顔を出し、気温もやや上昇。コンディションが変わっていく中で、3位のGT-Rがペースアップ。2位の6号車は懸命の攻防戦を繰り広げたが、28周目に先行を許してしまった。

さらにGT-Rが差を詰めてくる中、首位を逃げる37号車は35周目終了時にピットイン。ロシターから2年連続ポールポジション獲得の立役者である平川へとドライバー交代。

しかし、その後ピットインしたライバルが37号車の前でコースへ復帰。平川の37号車が2位、大嶋へとドライバーチェンジした6号車が3位でこれに続き、首位を追う後半戦となった。

■レクサス、後半はGT-Rとのし烈な戦いに

6号車の大嶋は、4位のGT-Rから猛追を受け、10周ほどに渡って激しいバトルを繰り広げたが、惜しくも52周目にかわされてしまった。

勢いで勝るライバルは、さらに2位の37号車平川に迫り、残り15周ほどで2台はテール・トゥ・ノーズ状態に。37号車平川は懸命にこれを抑え、次々に現れるGT300車両をかいくぐりながらの、息もつかせぬ攻防戦がファイナルラップまで続いた。

37号車の平川は最後までこの猛追を凌ぎ切り、2位でフィニッシュ。惜しくも昨年に続く2年連続開幕戦勝利は叶わなかったが、開幕戦で2位表彰台を獲得した。

健闘したカルダレッリ/大嶋組の6号車は惜しくも表彰台に届かず4位。38号車が6位、39号車が7位、36号車が8位、19号車が9位でチェッカーを受け、LEXUS RC F勢は出走6台全車がポイント獲得を果たした。

■2位:ジェームス・ロシター(KeePer TOM'S RC F 37号車)

「良いレースが出来た。特に序盤は完璧な走りが出来て楽しかった。LEXUS RC Fは素晴らしい仕上がりで、コース上の混雑の中でも問題なく走れた。

ただ、コースがクリーンな状況では良かったのだが、後半はやや苦戦した。とはいえ、クルマはとても好調だったし、自分のスティントではミス無く走れた。岡山では過去3年、ずっと不運なレースが続いていたので、ここで初めて表彰台に乗れて嬉しい」

■2位:平川 亮(KeePer TOM'S RC F 37号車)

「勝てなかったのは残念ではあるが、まだシーズンは始まったばかりだし、2位という結果はまずまずだ。2位でバトンを受けることになり、とにかくそれを死守することに専念した。

ライバルが想像以上に強かったという印象だが、こちらの状態も悪くなかったので、ポジションを守るのはそんなに厳しくはなかった。ライバルとの差については、原因を分析し、次戦富士までにセッティングも含め改善して臨みたい」

■GT500 第1戦レース結果

1位 #1 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)
2位 #37 KeePer TOM'S RC F(ジェームス・ロシター/平川 亮)
3位 #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山 哲/千代 勝正)
4位 #6 WAKO'S 4CR RC F(大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ)

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