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2017年のルール変更に8チームが反対、それでも後戻りは不可能

2016年04月10日(日)21:18 pm

大幅なスピードアップをねらって検討されてきた2017年以降の新ルールだが、11チーム中8チームが導入に反対している。

新ルールは、車幅やタイヤ幅を広げ、ディフューザーやウイングを拡大して、1周あたり5秒のラップタイム短縮を目指していた。すでに車両規格は概要が固まっており、各チームは開発を始めているものと見られている。

しかし、2017年のルール変更には大半のチームが反対していると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えている。

特にメルセデスAMG、ウィリアムズ、フォース・インディアは、ダウンフォースを増やしても現在F1が抱えている問題の解決にはならないという意見だ。

ある関係者は、「今では11チーム中8チームが新しいクルマの導入に反対している」とバーレーンで語ったという。

また、別の関係者は、「幅を広げたクルマでやると決めたら、予選方式のように後戻りすることは、もうできない」と話している。

■賛成派は3チームのみ

ルール変更に賛成している3チームは、レッドブルとその姉妹チームのトロロッソ、そして車両規格の概要を考案したマクラーレンだ。

トロロッソのチーム代表フランツ・トストはこう話す。

「今になって“これはよくない”と言っても遅すぎる。これ(2017年の車両規格)はすでに定まっているからだ」

当初の大胆なコンセプトはタイヤの強度などを理由に薄められ、その結果、2017年の車両規格はある意味妥協の産物となっている。

それでも現状維持よりはいいとレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはF1公式サイトに話している。

「われわれが望んでいたほど大胆なものではない。これは妥協案だ。まあ、見てみよう」

「ただじっと立ち止まっているよりはいい」

■デッドラインは4月末

当初の予定では2017年以降のルールはすでに決まっているはずだったが、最終締め切りは4月末に延期されており、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドは、4月30日までには決定すると主張している。

ルール変更を最初に採決するのがストラテジーグループで、6チームとFIA、そしてF1最高責任者バーニー・エクレストン率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)によって構成されている。

反対派のメルセデスAMGエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、「理論的にはバーニー・エクレストンとFIAがこの方向性への動きを止めることも可能だ」と話している。

ストラテジーグループの一員であるウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズも、次のように話している。

「ストラテジーグループの会議が近々予定されています。みなさんご存知の通り、F1では何事も流動的です」

しかし、2017年のルール変更がストラテジーグループによって否決される可能性はあるのかと聞かれると、クレア・ウィリアムズはこう答えた。

「まずないでしょう。それはもうとうに手遅れになっていると思います」

「それでも日程を遅らせたわけですが、2017年に向けた準備を整えるなら、これを締結する必要があります」

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