メルセデスのニコ・ロズベルグが、3ストップ戦略でバーレーンGPを制し、シーズン開幕からの2連勝を達成した。昨シーズンから5連勝だ。
●【決勝結果表】F1バーレーンGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
ロズベルグのタイヤ戦略は、スーパーソフト(レッド)とソフト(イエロー)を使用したもので、2位を獲得したフェラーリのキミ・ライコネンも同じ戦略だった。
スタート直後にボッタスとの接触に見舞われたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、第2スティントにミディアムタイヤを使用する戦略で3位を獲得。
■2ストッパー最上位はフェリペ・マッサの8位
2ストップ戦略を採ったウィリアムズのフェリペ・マッサを含め、上位10名が9種類の異なる戦略だった。
■ピレリの予測した最速戦略
予測していたのは、スーパーソフトでスタート、14周でソフトへ、29周でソフトへ、43周でソフトへ交換する 3ストップ戦略だった。
実際のレースでは、優勝したロズベルグは、スーパーソフトでスタート後、13周でソフトへ、30周でスーパーソフトへ、そして39周でソフトへ交換する3ストップ戦略を採った。
■ポール・ヘンベリー(ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「2016 年シーズンのタイヤレギュレーションで2戦を終えたばかりだが、我々が期待した通り、特に今週は、上位から下位に至るまで非常に多彩な戦略が展開された。
ロマン・グロージャン(ハース)がスターティンググリッドを最大限に活かして多くのポイントを獲得したように、タイヤ戦略は予選の段階から既に始まっていた。
ニコ・ロズベルグとキミ・ライコネンは全く同じ戦略を使用して、その差わずか10秒でフィニッシュした。
フェリペ・マッサは、このサーキットでいつも見られる高い磨耗率とデグラデーションの中、2ストップでフィニッシュし、軟らかくなったコンパウンドの性能と適応性の高さを示した」
■F1バーレーンGP
コンパウンド毎のラップタイム上位
順 | ドライバー | スーパーソフト(赤) |
---|---|---|
1 | ハミルトン メルセデス |
1分34秒721 |
2 | ヒュルケンベルグ Fインディア |
1分35秒188 |
3 | ナッセ ザウバー |
1分35秒360 |
順 | ドライバー | ソフト(イエロー) |
---|---|---|
1 | ロズベルグ メルセデス |
1分34秒482 |
2 | ハミルトン メルセデス |
1分34秒677 |
3 | ライコネン フェラーリ |
1分35秒158 |
順 | ドライバー | ミディアム(白) |
---|---|---|
1 | リカルド レッドブル |
1分36秒064 |
2 | ハミルトン メルセデス |
1分37秒076 |
3 | マッサ ウィリアムズ |
1分37秒560 |
■F1バーレーンGP
最長スティント
タイヤ | ドライバー | 周回数 |
---|---|---|
ミディアム | マッサ(ウィリアムズ) エリクソン(ザウバー) |
27周 |
ソフト | ペレス(Fインディア) | 23周 |
スーパーソフト | ペレス(Fインディア) | 19周 |
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