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アロンソ欠場の判定を支持するFIA会長、ロン・デニスは不服

2016年04月03日(日)18:14 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)にF1バーレーンGP(3日決勝)欠場を求めた判断について、FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドは支持している。

アロンソは開幕戦オーストラリアGPで大クラッシュし、胸部の負傷が十分回復していないとして、FIAの医師からバーレーンGP欠場を申し渡されていた。

マクラーレン最高権威のロン・デニスは、この判定に不服だ。デニスが次のように語ったとスペインの『Marca(マルカ)』紙は伝えている。

「フェルナンドは体調が良いと感じ、走りたがっていたので、FIAの元へ行って、出走できるかどうか新たにスキャンを取ってくれないかと求めた。しかし、断固として断られたよ」

■チームやドライバーが判断することだとデニス

デニスによると、スペインにいるアロンソの医療チームは、バーレーンに飛んでレースに出走してよいと判断したという。しかし、FIAはそれを認めず、再評価の機会も与えられなかったことに不満を感じるとデニスは話している。

「われわれのドライバーの体調を評価する機会がないというのは、少々不満を感じるね」

「ほかのどんなスポーツでも、こうしたことはチームが決める。もし彼(アロンソ)がレースすることを選ぶなら、それは彼が決断することだと私は思う」

「ほかのドライバーの安全を確保することがFIAの立場なのだろう。それは受け入れなければならない」

「だが、今朝(土曜日)もう一度状況を評価することをしなかったのは、非常に不適切だと思う」

■検査態勢の改善を検討するとトッド

バーレーンGPのパドックを訪れているトッドは、FIAの医師の判断を支持している。トッドが次のように語ったとスペインの『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は伝える。

「判定は、彼ら(FIAの医師)だけに認められることだ」

「われわれはドライバーができるだけ早期に復帰できることを望んでいる」

「しかし、安全を最大限に確保した上での話だ」

デニスの不満は、オーストラリアGPの事故直後にFIAがアロンソの負傷を見逃したことにもある。

これについてトッドは次のように話した。

「今後は、こうした事故のあとはさらに詳細な検査を行うようにする。その後3、4日にわたってドライバーの変化を細かく見守る必要が出てくるかもしれないけれども」

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