電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズは31日、アメリカ・カリフォルニア州で新製品『モデル3』を発表した。
■中価格帯の普及車
5人乗りのセダン『モデル3』の価格は35,000ドルから(約390万円)となっており、EVを普通の車として利用できるような戦略的な価格となっている。テスラの中でも最も安い価格で、一般への普及を狙った量産車だ。補助金などを活用すればさらに安くなるだろう。
■十分な航続距離
連続走行距離は215マイル(約345km)もの走行ができるため、十分に普段使いができそうだ。
■急速充電器対応
急速充電器(スーパーチャージ)対応で、2017年末までには急速充電ステーションを倍増させ、世界7200箇所以上にする計画だ。ショールームの数も増やす。
■6秒以下で100kmへ
加速性能は100km/hに6秒以下で到達する。十分すぎる速さだ。
■自動運転にも対応していく
車体の素材はアルミと鋼鉄を使用。安全基準も5つ星を目指して開発中だ。オートパイロット(自動運転機能)も追加する予定としている。
■コンパクト、全面ガラスの天井、荷室も前後に
ボンネットとトランクの両方がトランクとなっており、天井を全面ガラスとしているため開放感溢れるデザインとなっている。中央のコンソール部分には15インチの大型タッチパネルが搭載。
車体は小ぶりの設計で、日本市場でも走行しやすそうなサイズだ。
事前予約金は日本円で15万円、返金可能だ。生産開始は2017年からとなっている。
■発表会の動画