トロロッソのカルロス・サインツが、同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)にとって、今年は非常に重要なシーズンになるだろうと語った。
20日(日)に行われた2016年F1開幕戦オーストラリアGP決勝で大クラッシュを演じたアロンソだが、その時点ではポイント獲得も可能だと考えられる位置を走行していた。だが、チームメートのジェンソン・バトンは14位に終わり、結局マクラーレン・ホンダでは今季の初戦はノーポイントに終わっている。
その決勝を迎える前、サインツは、母国スペインの『El Pais(パイス)』に次のように語っていた。
「フェルナンドにとって、今年はすごく大事な年だ」
「もし進歩していると実感できれば、ルールが大きく変わる2017年に向けて大きなやる気につながるだろう」
そう語ったサインツは、もし今季もマクラーレン・ホンダに強さが戻らなければ、アロンソのやる気も損なわれてしまうだろうと次のように付け加えた。
「そうなればかなり事態は複雑になるだろうし、彼のやる気もかなり失われてしまうだろうね」
オーストラリアGP決勝は不運な結果に終わったアロンソだが、19日(土)の予選後にはかなり前向きな姿勢を見せていた。
「思っていたよりもかなり競争力があったのですごく満足だよ」
予選後にスペインの『AS』にそう語ったアロンソは次のように続けていた。
「一時は僕たちが10番手と9番手にいたんだ。同じタイヤで同じときに走行してトップ10に入ることができていたのは大きな驚きだよ」
アロンソ、そしてマクラーレン・ホンダが第2戦バーレーンGP(4月3日決勝)でどのような進歩を見せるかに注目だ。