「完ぺきな戦略」で逆転1・2のメルセデスAMG／F1オーストラリアGP決勝
F1第1戦オーストラリアGP決勝を終え、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは、次のようにコメントした。
■ニコ・ロズベルグ「完ぺきな戦略を選択した」
決勝／優勝
「完ぺきなレースができたよ。スタートは難しかったね。僕は汚れたサイドで、ベッテル（フェラーリ）に前に出られた。彼はスタートですごくいい仕事をしたよ」
「でも、僕たちは赤旗のあと、ミディアムタイヤで走るという完ぺきな戦略を選択した。これについてはピットウォールにいたチームスタッフに心から感謝している。この素晴らしいクルマを与えてくれたファクトリーのみんなや、ヨーロッパで早朝から起きてレースを見てくれたファンにも感謝だ。みんな楽しんでくれたかな！」
「今はこの瞬間を楽しんでいいと思う。でも、これで今シーズンはあの赤いクルマがいかに強敵になるかが分かったから、のんびりしているわけにはいかない。これからのレースが本当に楽しみだ。ワクワクするようなバトルがまたできるといいね」
「最後に、フェルナンドがあの事故のあと無事に歩いているのを見て、心からほっとした。現代のF1マシンの安全性能がいかに素晴らしいかを示している。本当に良かった」
■ルイス・ハミルトン「とにかくばん回のレースだった」
決勝／2位
「シグナルが消える瞬間までは、あらゆる意味で完ぺきな週末だったから、自信を持ってレースに臨んだんだけどね。ラインを離れる瞬間に少しホイールスピンを起こし、1コーナーで外に押し出されて、あとはとにかくばん回のレースになった」
「でも、こういうこともあるし、ああいうふうに戦って順位を取り返せたことに感謝している。あんなスタートだっただけに、ダメージを最低限に抑えたという点で、2位は悪くないよ」
「トロロッソの1台（マックス・フェルスタッペン）に長い間引っかかった。向こうのほうが速いタイヤだったから、僕にできることはあまりなくて。ほかのドライバーが引き離していくのをただ見ているしかなかったから、セーフティカーが出て全員がまたくっついてくれて本当に助かったよ」
「その前から僕は1回ストップ戦略だったんだ。正直、どうしてほかのみんなも同じようにミディアムで行かなかったのか分からないよ。そうならなくて良かったけどね。そうだったら、もっと後ろでフィニッシュしていただろうから」
「いずれにしても、チームは素晴らしい仕事をしてばん回を手助けしてくれた。まだ20レースも残っているから、僕は落ち着いたもんだよ。もっと悪い形で開幕したシーズンだってあったからね。今日はこれで切り替えて、顔を上げて次のレースに向かうよ」
