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レッドブルとアストンマーチンが提携か?17日に重大発表との情報

2016年03月17日(木)16:53 pm

フォース・インディアと組んでF1にその名が戻ってくるかもしれないとうわさされていたアストンマーチンだが、17日(木)にメルボルンのパドックで新たなうわさが巻き起こった。

■フォース・インディアとの交渉は不調に

イギリスの名門自動車メーカーであるアストンマーチンに関しては、昨年、フォース・インディアとタイアップしてF1復活を目指していることが伝えられた。だが、今年1月にその交渉が不調に終わったことが明らかとなっていた。

当時、フォース・インディアのCOO(最高執行責任者)を務めるオットマー・サフナウアーは、「2016年に実現することはないだろう。だが、我々はまだ交渉を続けている」と語っていた。

だが、そもそも、フォース・インディアが交渉を始める以前に最初にアストンマーチンとの話し合いを行っていたのはレッドブルだった。

■アストンマーチンがメルボルンで「重大発表」を予定

そして、アストンマーチンのCEO(最高経営責任者)であるアンディ・パーマーが2016年のF1開幕戦オーストラリアGP(20日決勝)が行われるメルボルンに17日に姿を見せたことから、再びアストンマーチンに関するうわさが強くささやかれるようになったというわけだ。

パーマーは、以前は日産の副社長を務めていた人物であり、インフィニティがタイトルスポンサーを務めていたころからレッドブルとは近い関係にあったことでも知られている。

オーストラリアの自動車情報ウェブサイトである『Drive.com.au』は、関係者が、パーマーが17日夜にメルボルンにおいて「重大な発表」を行う用意をしていることを認めたと伝えている。

■レッドブルの狙いはメルセデスとの関係強化?

レッドブルは、今季もルノーからパワーユニットの供給を受けることで落ち着き、それをタグ・ホイヤーという名称で呼ぶことになっている。だが、ルノーとの契約は2016年だけの1年契約となっている。

一方、アストンマーチンに関しては、メルセデスの親会社であるダイムラーが5%の株式を所有している。さらに、レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューイはF1の最前線から一歩退いているが、現在はアストンマーチンの市販車開発にも携わっていると考えられている。こうしたことから、レッドブルでは2017年にはメルセデスパワーユニットを搭載する可能性もあるのではないかともうわさされている。

■F1参入に意欲を見せるアストンマーチン

アストンマーチンの提携先としてはウィリアムズもその候補のひとつだと見ている者もいる。だが、現在伝えられている情報によれば、アストンマーチンは2016年にレッドブルとスポンサー契約を結び、2017年以降はその関係をより強めていくことになるという線で落ち着く可能性が高いようだ。

パーマーは、最近開催されていたジュネーブ・モーターショーにおいて『Drive.com.au』に次のように語っていた。

「私は、F1にはサーキットで開発された何らかのテクノロジーを市販車に生かすことができるというメリットがあると考えている」

「私がF1にかかわる理由があるとすれば、基本的には技術移転のためだ」とパーマーは付け加えた。

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