ルノーは16日(水)、2016年型F1カーR.S.16の正式なカラーリングを発表した。
バルセロナで行われたシーズン前テストには、昨年までのロータスに似た黒がベースのカラーリングが施されていたルノーだが、今週末に行われるF1開幕戦オーストラリアGP(20日決勝)以降、伝統の黄色で彩られたF1カーで2016年を戦うことになる。
今回の新カラーリングには、伝統色の黄色が主体となっているのはもちろんだが、ナイトレースでも映えるようにメタリックカラーが施されるなどの工夫が加えられている。
また、ルノーでは今回の新カラーリング発表にあたり、サーフボードに載せたルノーF1カーを、ドライバーのケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーがパドルをこいで海を渡るという映像にしたてるという試みを行っている。
ルノーF1チームのマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、カラーリング正式発表にあたり、次のようにコメントした。
「メルボルンで新たなカラーリングを公開する予定だったが、少し違う形でこれを行いたいと考えた。我々は最終的にはサーキット上で多くのポイント獲得を目指したいと思う。だが、同時にサーキットの外でも多くの注目を集めたいと考えている。だから、こういうアイデアを思い付いたんだ。我々が知る限り、F1カーがサーフィンをしたのは初めてだと思う。これはオーストラリアというテーマにも合致するものだ。しかし、これはそれ以上に我々の冒険精神を表すものだ」
【映像】波に乗って海を渡るルノーR.S.16