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奇跡の回復を果たしたニキ・ラウダ「シューマッハの家族の気持ちはよく分かる」

2016年03月16日(水)19:16 pm

3度F1王座に就いた伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、ミハエル・シューマッハの現在の容体などに関する情報を一切開示していない家族や関係者の姿勢を擁護した。

2013年末にフランスでスキーを楽しんでいるときに転倒し、岩に頭を強打してこん睡状態に陥った偉大なF1ドライバーであるシューマッハだが、現在はスイスの自宅でリハビリ治療が行われていることは分かっているものの、その具体的な回復状況などについての情報は一切開示されていない。

そうしたシューマッハ関係者の姿勢に対して批判的な意見を持つ者もいないわけではない。

だが、ラウダはドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。

「家族が彼を守ろうとしていることは完全に理解できるよ。だが、そのために、何か知りたいと思う者にも知るすべがないんだ」

「私もときどき彼のことを考えるよ。だが、残念ながら、私に連絡が来たりすることはない。我々はただ希望を抱き続けるだけだ」

だがラウダは、シューマッハに関する情報が全く開示されないために、それが無用なメディアの邪推を呼ぶことにつながっているという事実はあり、これは「よいことではない」と考えている。

ラウダは、こうした問題を改善できる方法が見つかることを期待していると次のように付け加えた。

「問題は、コミュニケーションに関して、なんらかの妥協案が見いだせないのかということだ」

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