レッドブルのF1開幕戦オーストラリアGPプレビュー「去年よりいい準備ができている」
レッドブルのダニエル・リカルドとダニール・クビアトが、アルバート・パーク・サーキットで行われるF1開幕戦オーストラリアGP（20日決勝）に向けて意気込みを語った。
■ダニエル・リカルド「僕以上に興奮している人間はいない」
「オーストラリアGPで大好きなのは、第一にファンだ。素晴らしいんだよ。毎日コースに行くとみんなが盛大に迎えてくれるし、すごく情熱的だ。最高さ！ コースも面白い。僕はストリートサーキットが大好きだから、メルボルンはすごくいい流れがあると思う。左・右、左・右と切り返すコンビネーションが多くて、最高だ」
「それに、ヨーロッパの冬はあまり好きじゃないから、レースだけでなく、OZに戻ってまた日差しを浴びるだけでも素晴らしいんだ。オーストラリアなまりを聞いたり、おいしいオーストラリア料理を食べたりして、夏のライフスタイルを楽しめる。文句のつけようがないよ！」
「今年のテストははるかに良かった。メルボルンに行くまで本当の位置は分からないけれど、去年よりいい準備ができているから、自信が持てる。個人的には準備万端だ。1月にも準備万端だったし、今も変わってないよ！」
「とにかくシグナルが消えてレースが始まるのが待ちきれないね。みんなが興奮していると思うけれど、たとえ開催地が別の場所でも、レースが始まることに僕以上に興奮している人間はいない。絶対だ！ でも、実際にOZでやるから、僕は誰よりも応援してもらえる。興奮しないわけないよ！」
「自分のアドレナリンを抑えなきゃならないくらいだよ。週末に向けて前段階が長いからね。最高なのは日曜だ。1週間の中でもほかの仕事がない点で一番静かな日になるだろうから。とにかくレースに集中できる。日曜にグリッドについたら、完全に集中し、やる気を高める。これから1時間半、楽しみにしてきたバトルをついにモノにできるんだって思ってね！」
■ダニール・クビアト「去年より自信が増した」
「去年のこの時期に比べると、自信も増し、チームにもなじんだと思う。全員のことをはるかによく知っているし、みんなも僕のことを分かっている。こういう自信を持ってシーズンを始められるのはいいことだ。例えばエンジニアともお互いによく分かり合っているし、ガレージの全員ともそうだ。互いの仕事も、期待できることも分かっている。いい感じだよ！」
「オーストラリアGPについては、メルボルンは好きな街だ。のんびりするのに最高の場所だよ。おいしい食べ物や、きれいなビーチ、日差しを楽しめる。コースはちょっと変わっていて、ほかに比較できるコースはない。半分はストリートサーキット、半分は通常のサーキットで、ランオフエリアが狭い。一つ残らず入り口を完ぺきに決めて、正確なドライビングをしなきゃならない。そこが好きだ」
「開幕戦に向けた準備はできていると思う。冬季テストではたっぷり仕事ができ、ねらっていた手順をすべてこなした。すべてを最大限にやってきたし、メルボルンですべきことも分かっている。それが一番大事だ。大きな疑問は何一つ残っていない。すごくいいことだよ」
「オーストラリアGPのレースウィークは、ダニエル（リカルド）に比べれば僕のほうがメディアに出るのは少ないだろうね。でも、僕もすぐあとにロシアでお返しがまっているから！ 僕にとってはリラックスできるレースウィークだ。火曜と水曜には時間がたっぷりある。オーストラリアに行くのは好きだから、ありがたいよ。まあ、1年を通して見ればダニエルはオーストラリアで長く過ごせるんだから、ちょっとくらい苦労したっていいよね！」
