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どうなるF1予選? 困惑するドライバーたち

2016年03月04日(金)5:32 am

F1ドライバーたちも、今年のF1開幕があと2週間というところまできているのに、予選方式が確定していないことに不安を感じているようだ。

2月下旬に行われたF1委員会において、今年から予選の各セッションで90秒ごとにドライバーがひとりずつ脱落していくという、いわゆる「いす取りゲーム方式」の予選方式を採用することが合意された。

この方式が正式に採用されるためには4日(金)にジュネーブで行われる世界モータースポーツ評議会で承認を受けることが必要だ。

しかし、仮に承認されたとしても、ソフトウエアの対応問題などにより実際にいつからその方式が導入されるのかは不透明な状況だ。

■一部方式見直しとの情報も

だが、2日(水)には今年2回目のF1公式シーズン前テストが行われているバルセロナにおいて、F1チーム首脳陣とF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のF1競技委員長が話し合いを行い、当初の案を一部修正することで早期の導入を図ろうという動きも見られたと伝えられている。

いずれにせよ、現時点ではっきりしていることは、この新予選方式に関してはさまざまな意見があり、ファンはもちろん、当のF1ドライバーたちでさえ当惑しているということだろう。

そんな中、F1競技委員長を務めるチャーリー・ホワイティングも2日(水)のバルセロナテスト終了後に、ドライバーを招集して話し合いの機会を持ったと伝えられている。

■ドライバーは新方式を疑問視

その話し合いのあと、フォース・インディアのセルジオ・ペレスはドイツの『DPA通信』に対し、次のように語った。

「僕たちは今回の変更をあまり歓迎していないよ」

「新しいシステムは観客にとっても、そして僕たちにとってもすごく複雑過ぎるよ。僕たちはこれまでやってきた方法のほうがいいと信じている」

■どうなるか見守るしかないとマグヌッセン

一方、ルノーから2年ぶりにF1復帰を果たすケビン・マグヌッセンは、開幕戦のオーストラリアGP(20日決勝)まであと2週間しかない時点でまだ明確な予選方式が決まっていないことを懸念している者たちを代弁するように次のように語った。

「当然、早く分かったほうがいいよ。そうすれば誰だって心構えができるからね」

「でも、僕たちはどうなるのか見守るだけさ」

そう述べたマグヌッセンは、次のように付け加えた。

「僕たちも意見は言えるけれど、決めるのは僕たちじゃないからね」

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