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メルセデスAMGのPUは1,000馬力オーバー?

2016年03月02日(水)19:27 pm

今週、F1シーズン開幕前の最後の公式テストとなる2回目のシーズン前テストがバルセロナで行われている。だが、テストが進むごとに、F1関係者たちは今年もメルセデスAMGが圧倒的な強さを発揮するだろうという印象を強めているようだ。

■テストで余裕を見せるメルセデスAMG

4日間にわたって行われるテストの初日(1日)にメルセデスAMGの2016年型車W07のステアリングを握ったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、前回のテストでは使用することのなかったソフトタイヤでトップタイムを刻んでみせた。

2番手タイムを刻んだのは、メルセデスエンジンを搭載するウィリアムズのバルテリ・ボッタスだったが、ボッタスのベストタイムは今年から導入される最速タイヤであるウルトラソフトで出したものだった。

セッション後に質問を受けたボッタスは、次のように答えた。

「シーズン序盤は、誰にとっても彼ら(メルセデスAMG)に挑むのは難しいよ」

■マクラーレン・ホンダ3番時計も差は大きい

1日に3番手タイムを刻んで見せたのはマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだった。だが、アロンソのタイムはロズベルグと同じソフトタイヤながら、ロズベルグより1.7秒も遅いものだった。

アロンソは、今年もメルセデスAMGには手が届かないだろうと、母国スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に次のように述べている。

「彼ら(メルセデスAMG)がF1タイトルを取れないことがあるとすれば、何か壊滅的なミスを犯したような場合だけだね」

「3番手にはベッテルが来るはずだ。だけど、ウィリアムズ、レッドブル、フォース・インディアにもその可能性はあると思うし、願わくは、僕たちにもそのチャンスがあるといいね」

■メルセデスAMGのパワーユニットに1,000馬力超えのうわさ

ドイツの『Bild(ビルト)』は、今年もメルセデスAMGが最強エンジンをさらにパワーアップさせてきたようだとし、F1関係者の中には1,000馬力の壁を越えたのではないかと見ている者もあると報じている。

だが、メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダはこの報道に関する質問を受けると、はぐらかすように次のように答えた。

「我々のレベルでは、そんなに大きな馬力アップは望めないよ。フェラーリとレッドブルのほうが改善できる幅は我々より大きいはずだ」

しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは次のように語っている。

「レース距離を走るとき(決勝)には1,000馬力はないだろう。だが、予選でのアタックラップではそれくらい出すんじゃないかな」

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