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フェラーリ会長「予選方式に関してはもっと議論が必要」

2016年03月02日(水)20:49 pm

2月末に行われたF1委員会で、今年から予選方式を変更することが決定したことはすでに報道されている通りだ。

新方式では、予選Q1からQ3までの各セッションで、90秒ごとにその時点で最も遅いタイムしか出せなかったドライバーがノックアウトされていくことになる。

この「いす取りゲーム方式」と揶揄(やゆ)される予選方式に関しては、ソフトウエアの対応が間に合わず、最初の数レースは従来の方式が採られることになるようだ。

だが、この予選方式に関しては反対意見も多い。

■予選方式に関してはもっと議論が必要

F1最高責任者のバーニー・エクレストンも、何も変わらないよりはましだとしながらも、本当はタイムの速かったドライバーを決勝では後方のグリッドからスタートさせる「逆グリッド方式」を導入したがっていると伝えられている。

フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネも予選方式に関しては「もっと議論が必要だ」と主張していたが、このほどフェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネがこの件に関して口を開いた。

「まだ多くの議論を重ねることが必要だと思うね」

3日(木)から一般公開が始まるジュネーブモーターショーの会場に姿を見せたマルキオンネはそう語ると、次のように続けた。

「私は、バーニー・エクレストンの提案をフェラーリが受け入れることができるかどうかは分からないが、この新しいノックアウト方式に関してもほかのチームすべてが賛同するとは思えないよ」

■アルファロメオがフェラーリエンジンでF1復帰?

一方、フィアット・クライスラーの最高経営責任者でもあるマルキオンネが、現在は同グループ傘下にあるイタリアの名門自動車会社アルファロメオのF1復帰を進めようとしていることはよく知られている。

この件について質問を受けたマルキオンネは、次のように答えた。

「そうなれば素晴らしいだろうね。だが、まずはブランドの商業的価値を確立しなくてはならない」

「フェラーリがエンジンで協力したいと望むかもしれないよ。トロロッソに行ったのと同じような形でね」とマルキオンネは付け加えた。

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