レッドブルから、ルノーエンジンの進歩を称える声が聞こえている。
昨年レッドブルは進歩の見えないルノーエンジンにいらだち、いったんは関係を絶ったほどだった。しかし、今年「タグ・ホイヤー」の名で搭載するルノーエンジンには、明らかな手応えを感じているようだ。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語る。
「クルマは予想通り素晴らしい出来だ」
「だが、特に満足しているのは、ルノーが冬の間に成し遂げた仕事だよ」
「信頼性でも反応の良さでも、タグ・ホイヤー・ルノーは確実に一歩前進した」
■ベルガー「マルコがほめるということは…」
さらにマルコは、ルノーエンジンの進歩が「ようやくラップタイムに表れるようになった」と話している。
辛らつな物言いで知られるマルコのこうしたコメントに、レッドブルをよく知る元F1ドライバーのベルガーはこう話す。
「ヘルムートがルノーをほめるということは、エンジン側の進歩が非常に大きいに違いない」
■カナダGPに大幅な改良を予定
マルコは、ルノーがさらに大きな改良を第7戦カナダGP(6月12日)に予定していると『Auto Bild(アウト・ビルト)』に明かした。
「パフォーマンスを向上させる大きな改良が予定されている」
「そうすれば、自力での表彰台獲得すら可能になるだろう」