フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、F1シーズン開幕前最後となる2回目のテストで、各チームの実力がより明らかになると見ている。
1回目のテストを終えて、今年もやはりメルセデスAMGが最強であることに変わりはないというのがメディアの一致した見方だ。
アリバベーネは、イタリアの『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙に次のように語っている。
「問題は、“自分たちがどの程度優れているか”ではない」
「それより、“メルセデスAMGはどの程度強いか”のほうが重要だ。彼らは依然として最も優れている」
「サッカーの用語を使えば、彼らがボールを持っており、われわれは不意を突かなければならないということだ」
アリバベーネは、チームのエンジニアもドライバーも新車に手応えを感じていると話している。
「しかし、まだメルセデスAMGと同一条件での比較ができていない」
「次のテスト4日間で、自分たちの位置や取り組むべき部分がより明確につかめると予想している」
■重要なのは11月末の結果
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、開幕戦オーストラリアGP(3月20日決勝)での優勝を目標に掲げているが、アリバベーネは1シーズン全体をにらんでいる。
「すべてのビジネスと同様、目標を設定するのはリーダーだ」
「会長はわれわれが求めたものをすべて与えてくれたのだから、最高のものを期待するのも当然と言える」
「重要なのは、11月末の結果だ。もちろん、良いスタートが切れれば後押しになるのは言うまでもないが」