2014年に、当時フェラーリに在籍していたフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)とルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を交換しようという話が本当に進められていたことが明らかとなった。アロンソがその事実を認めたものだ。
2014年には、フェラーリとアロンソの関係が悪化していることが誰の目にも明らかになっていた。そして、当時メルセデスAMGとフェラーリがハミルトンとアロンソを交換しようと交渉を進めているようだとのうわさもささやかれていた。
スペインのラジオ局『Cadena SER(カデナSER)』から、このうわさの真偽について質問をうけたアロンソは次のように答えた。
「そうしようとしていたね。うん、確かにその申し出があったよ」
「そのアイデアが生まれた背景にはいろんな状況があったんだ。だけど、そのときはフェラーリがそうしたがらなかった。僕たちは2019年までの契約延長について全力で交渉を行っていたときだった。結局、フェラーリは僕を納得させられなかったし、僕はマクラーレン・ホンダへ行くことにしたわけさ」
「ハミルトンがこのことを知っていたかどうかは分からないけれどね」とアロンソは付け加えた。
昨年から強さを取り戻し始めたように見えるフェラーリだが、なぜフェラーリにとどまるという選択をしなかったのかと尋ねられたアロンソは「2019年まで3位になるためにフェラーリにいたいとは思わなかったんだ」と答え、次のように付け加えた。
「彼らはフェラーリのひとつの時代を変えようとしていたんだ。僕は今でも、あのときが僕の素晴らしい物語を終わりにするべきときだったと思っているよ」