バルセロナ・テスト2回目 日程別の参加ドライバーラインナップ
3月1日火曜日から始まるバルセロナテスト2回目、開幕前の最終テストへ参加するドライバーラインナップをご紹介しよう。
スペインのバルセロナで行われる開幕前テスト2回目は、3月1日（火）から4日（金）まで開催される。
ここでは、ザウバーが昨日発表した新車C35を、トロロッソが新カラーリングをお披露目する。
■メルセデスAMGは、すでに10レース分を走り込んだ
王者メルセデスAMGは、このテストでも前回途中から導入した1日2人体制でたっぷり走り込む予定だ。本来テストというのは、マシンの悪い部分をテストで出し切って開幕戦に臨むものだが、メルセデスAMGは先週4日間でF1スペインGPの10レース分も走行しており、マシンよりもドライバーの身体が悲鳴を上げるというほどの強さと安定感を見せつけている。前回は手の内を見せていなかったが、どこまでタイムを公にするのか注目だ。
■フェラーリはどこまで伸びるか
前回テストをトップタイムで終えていたフェラーリ。キミ・ライコネンは「昨年より良いし、ポテンシャルはある。まだ改善できるよ」と新車のフィーリングに手応えを感じている。新しくテスト導入するパーツにも期待したい。
■マクラーレン・ホンダ、信頼性とスピードはどこまで？
マクラーレン・ホンダは、前回テストでは後半2日間に起こった「小さなトラブル」の連続でほとんど走行ができなかった。
その後のフィルミングデーでは問題解決していたようだが、この最後の4日間でどこまでポテンシャルを見せてくれるのか。
昨年最下位だったマノーは最強メルセデスを搭載し、新参戦するハースはフェラーリのサポートを受けている。どちらもBチーム的な扱いに近いが、やはりその恩恵が大きいようで非常に安定感があるため侮れない。
実際、バルセロナテスト1回目の4日間で走行した23人の結果を見ると、フェルナンド・アロンソは1:26.082で全体18位、ジェンソン・バトンは1:26.735で全体22位。走行距離では、マクラーレン・ホンダは11チーム中10番目の1196kmだった。日本人、アロンソ地元のスペイン人、マクラーレンやバトンの地元イギリス人にとっては厳しい現実だ。
もちろん、まだテスト段階であり、問題を出し切り解決していくのもテストの目的の一つでもあるが、マクラーレン・ホンダのドライバーや首脳陣、そして他チームのドライバーや関係者のコメントを聞いているかぎり、バルセロナテスト1回目の結果は実際の力関係に近いものだと感じているようだ。
名門マクラーレン・ホンダは安定性とスピードを見せることで、リザルト上でも常に中団グループからトップグループに位置し、名門復活となって欲しいのは関係者だけではなく世界中のファンが期待しているところだろう。
■バルセロナ・テスト2回目 参加ドライバーラインナップ
※3/1時点
■1日目：3/1火曜日
メルセデス: ロズベルグ(午前)／ハミルトン(午後)
フェラーリ: ライコネン
マクラーレン・ホンダ: アロンソ
レッドブル: クビアト
トロロッソ: フェルスタッペン
ウィリアムズ: ボッタス
フォース・インディア: ヒュルケンベルグ
ザウバー: ナッセ
ルノー: マグヌッセン
ハース: グティエレス
マノー: ハリアント(新人)
■2日目：3/2水曜日
メルセデス: ハミルトン(午前)／ロズベルグ(午後)
フェラーリ: ベッテル
マクラーレン・ホンダ: バトン
レッドブル: リカルド
トロロッソ: サインツ
ウィリアムズ: ボッタス
フォース・インディア: ペレス
ザウバー: エリクソン
ルノー: マグヌッセン
ハース: グティエレス
マノー: 未発表
■3日目：3/3木曜日
メルセデス: ロズベルグ(午前)／ハミルトン(午後)
フェラーリ: ライコネン
マクラーレン・ホンダ: アロンソ
レッドブル: クビアト
トロロッソ: フェルスタッペン
ウィリアムズ: マッサ
フォース・インディア: ヒュルケンベルグ
ザウバー: ナッセ
ルノー: パーマー(新人)
ハース: グロージャン
マノー: 未発表
■4日目：3/4金曜日
メルセデス: ハミルトン(午前)／ロズベルグ(午後)
フェラーリ: ベッテル
マクラーレン・ホンダ: バトン
レッドブル: リカルド
トロロッソ: サインツ
ウィリアムズ: マッサ
フォース・インディア: ペレス
ザウバー: エリクソン
ルノー: パーマー(新人)
ハース: グロージャン
マノー: 未発表
