ウィリアムズ・マルティニ・レーシングは、昨シーズンから開発ドライバーとして加わっていたGP2ドライバーのアレックス・リン(イギリス、22歳)と、2016年も契約を継続すると発表した。
リンは昨年同様、今季もウィリアムズF1での開発ドライバーとしてシミュレーター開発テストやイベントに参加しながら、2年目となるGP2シリーズへ参戦。引き続き強豪チームのDAMS(ダムス)と共にGP2タイトルを狙う。
リンは昨年のGP2シリーズで6位(2勝)、F1バルセロナ合同テストにも参加しF1マシンを走らせていた。
■2015年GP2の上位結果は以下のとおり。皆、F1とのつながりを持っている。
王者:ストフェル・バンドーン(ベルギー、23歳。マクラーレン・ホンダ控えドライバーで今季スーパーフォーミュラに参戦。記事一覧)
2位:アレキサンダー・ロッシ(アメリカ、24歳。昨年マノーから5戦出走し、今季はF1シートを逃した。記事一覧)
3位:セルゲイ・シロトキン(ロシア、20歳。ロシアマネー問題で何度かシートを逃している。記事一覧)
4位:リオ・ハリアント(インドネシア、23歳。初のF1ドライバーとして今季マノーから参戦。記事一覧)
5位:ミッチ・エバンス(ニュージーランド、21歳。記事一覧)
6位:アレックス・リン(イギリス、22歳。ウィリアムズ開発ドライバー。記事一覧)
7位:ラファエレ・マルチェロ(イタリア、21歳。今年フェラーリ育成ドライバーに終止符。記事一覧)
8位:ピエール・ガスリー(フランス、20歳。昨年レッドブル控え。2013年フォーミュラ・ルノー2.0王者。記事一覧)
9位:松下信治(まつしたのぶはる、22歳。マクラーレン・ホンダ F1テスト兼開発ドライバー。記事一覧)
レッドブルの若手育成プログラムだったリンは、2014年GP3チャンピオンを獲得。トロロッソの2015年ドライバー候補の1人だった。しかし、レッドブルのジュニアチームであるトロロッソは、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツを起用。リンは、レッドブルおよびトロロッソではF1デビューできないと判断し、2015年からウィリアムズに加入している。
■アレックス・リン、レッドブル若手育成プログラムを抜ける(2015/1/31)
■ウィリアムズ、GP3チャンピオンのアレックス・リンを開発ドライバーに(2015/1/29)
■ウィリアムズが制作したリンのプロモーションビデオ(2015年公開)