ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は、ドライバー保護のためにコックピットを覆うことに反対している。
FIA(国際自動車連盟)は、前方から飛来する障害物などからドライバーを保護するため、コックピット周辺に「ハロー」と呼ばれる輪状の保護装置を取り付けることを検討しており、2017年から導入されると見られている。
こうした動きについて、F1ドライバーは全員一致で支持しているとGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)会長を務める元F1ドライバーのアレックス・ブルツは話していた。
しかしヒュルケンベルグは、「個人的には、F1マシンはこれからもオープンであり続けるべきだと思う」と話している。
ハローの見た目が好きではないからかと聞かれると、ヒュルケンベルグはこう答えた。
「いや、そういうことじゃない。ただ、オープンホイールのコックピットはオープンであるべきと思うだけだ」
ヒュルケンベルグは、2015年にクローズドコックピットのル・マン24時間レースで優勝したが、それとは関係ないと話す。
「それとは話が別だ。プロトタイプはずっとああいう見た目だった」
「シングルシーターはずっとオープンだったし、これからもオープンであり続けるべきだ」