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ほぼ出揃った、2016年F1ニューマシン

2016年02月23日(火)3:46 am

22日(月)にバロセロナで始まった2016年F1冬季テスト。エンジンをフェラーリからメルセデスに替えたマノー、新生ルノー、全身まっ青のトロロッソを含むザウバー以外の10チームが新車を取り揃えたが、どこも2015年の「進化型」マシンといった印象が強い。

とりわけメルセデスAMGは、2015年タイトルを総なめにした2015年型車とそっくりとの評判だ。

「まるで昨年のマシンといった感じだよ」と語るのは、初日に走行したルイス・ハミルトン。

彼はイギリス『Sky(スカイ)』に、こう話す。「あちこちに新しい工夫が見られるものの、全体的には同一のマシンだ」

しかしチームのボス、トト・ヴォルフは、8日間の冬季テストを通じて次から次へと「新機軸」を打ち出すとしている。

デザイナーのアルド・コスタは、次のように言いきる。「外観をよく見てみたまえ」

「旧車から引き継いだものは何もない」とコスタは、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌にキッパリ。「規則に変化が乏しいだけに、どのエリアにおいても限界を追い求めるしかないのだ」

彼らは、25日(木)までの前半4日と3月1日(火)からの後半4日、計8日で12日分のテスト項目を消化するつもりだという。新車W07を毎日、約800キロ走らせる計算だ。

もしハミルトンとニコ・ロズベルグがバテバテになってしまったら?「だったらパスカル・ヴェアライン(マノー)かエステバン・オコンを乗せれば良い」とヴォルフ。

フォース・インディアも22日(月)に新車VJM09を出してきたが、それは、昨年中盤に投入したBスペックの進化型に他ならない。

だがニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は言う。「昨年のクルマとは違う。良く見てみなよ。相違点が分かるから」

「以前にも言ったように、今日の時点で手の内のすべては明かさない。いずれ違いは明確になるさ」と付け足すヒュルケンベルグだった。

●【バルセロナ・テスト1】初日の走行距離

●【バルセロナ・テスト1】初日タイム結果

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