先週、ロンドンで2016年型車のカラーリングを先行発表していたレッドブルだが、22日(月)に今季型車RB12の画像を公開した。
レッドブルでは同日からスペインのバルセロナで開始される今年最初のF1公式シーズン前テストで、ダニエル・リカルドがこのRB12のステアリングを握ることになっている。
RB12の公開にあたり、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは次のように語った。
「もちろん、昨年エンジン決定が遅れたことで苦労を強いられることになったが、間に合わせるための解決策を見いだすことができ、チーム全体がばん回に向けて非常に懸命な取り組みを行った。2015年の後半に達成した大きな進歩を基盤としてさらに積み上げていきたいと考えているし、その勢いを今シーズンの序盤につなげていきたいと考えている」
「今シーズンに向けては昨年よりも進歩を果たすことだ。懸命に取り組んでクルマの開発を行っているが、パワーユニットにもパフォーマンス改善が見られることを期待しているし、それによって直接的なライバルたちとの差を縮められることを望んでいる」
RB12の設計に関して、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューイは次のように語っている。
「クルマのどの部分を一番うれしく思っているかと聞かれることがあるが、レギュレーションが変わっていない以上、現時点では大きく改善できるエリアはない。それゆえ、我々がこのクルマにおいて一番注力したのはすべてのパーツがうまくまとまったパッケージにすることだった。サスペンション、シャシー能力、空力能力といったものがうまく調和した働きを見せることを目指したのだ。昨年学んだことをうまく生かすことができたと思っているし、シミュレーションのデータが示していることを見れば、今年のシャシーは強力なはずだよ」