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【解剖画像1/3】マクラーレン・ホンダMP4-31 色調を明るくして細部を解剖(Part1斜め上)

2016年02月22日(月)6:25 am

21日(日)、マクラーレン・ホンダは2016年新型マシン「MP4‐31」を公開した。しかし公開された新F1マシンの画像は、その黒すぎる色から、ディテールがまったく見えないものだった。

公開された動画(参照)では、光の加減で絞り込みや細かな処理まで見える部分もあったが、じっくり見るにはなかなか難しい。

そこで、画像の色調を変えて全体的にグレー色にしてみたところ、サイズゼロのコンセプトを踏襲したコンパクトなMP4-31の細部が見えてきた。

ここでは斜め上からの画像を解剖して見てみよう。

■マクラーレン・ホンダMP4-31 斜め上からの全体画像
まずは全体画像。色は黒のまま一切変更していないため、真っ黒で細部の処理がよく見えなかった。

■マクラーレン・ホンダMP4-31 フロントウイング
いつもながら複雑な形状の処理が見えてくる。
ノーズとウイングをつなぐステーは全体的に複雑な曲線になっている。
ステー中央部分に空いている小さな穴からノーズ下部へ空気を流そうとしている。
ステー後方部分も内側にえぐれてダウンフォースを稼ごうとしているのが見える。

■マクラーレン・ホンダMP4-31 コクピット付近
サイドポッド下部はかなりえぐれており、前方からの空気を後方へスムーズに流そうと処理しているのがわかる。

■マクラーレン・ホンダMP4-31 エアインテーク付近
KPMGのロゴが貼られている箇所が、パワーユニットに空気を送り込む部分。
エアインテーク内部は仕切りで上下に別れている。
またエアインテーク下部(KPMGロゴの下)は「くの字」にえぐれているのがわかる。

■マクラーレン・ホンダMP4-31 リア下部
サスペンションの付け根あたりのカバーは膨らんでいるようだが、その下のアンダーパネルとの接合部付近の絞り込みは、さすがサイズゼロというところか。

■マクラーレン・ホンダMP4-31 リアウイング
リアウイング横側のエンドプレート(SegafredoやHiltonがある面)には、前方から後方へ斜め上にラインが見えることから、空気を上へ逃がそうとしているのがわかる。
リアウイングとボディをつなぐ中央のステーの複雑な形状にも注目したい。

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