21日、メルセデスAMG F1チームは、2016年F1世界選手権でタイトル防衛を狙う新車「W07 ハイブリッド」を公開した。
ドライバーとコンストラクターの両方で2年連続ダブルタイトルを獲得している王者メルセデスAMGは、新車W07で3連覇を狙う。
■ボディーワークの正常進化
発表されたW07は、ビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフも昨年型「W06の正常進化版」と公言しているが、サイドからリヤエンドへの絞り込みや、インダクションポッドの開口部など、F1最強と名高い新型パワーユニットに合わせボディーワークも進化しているようだ。
■カラーリングがプーマのライン
カラーリングはこれまで同様、メルセデスAMGを象徴するシルバーとブラック、鮮やかなペトロナスグリーンに塗られているが、真横から良く見るとコクピットのフロントサスペンション付近からサイドポンツーンまで塗られたペトロナスグリーンが「プーマ」のラインになっているようだ。そしてリアのエンドプレートはシルバーからブラックに変更され、日本のスポンサー「EPSON」のロゴが際立っている。
■事前走行での感触は良好
メルセデスAMGは、すでにPR撮影を目的とした走行を行っており、走行を担当したニコ・ロズベルグも「良い感触。すぐに馴染めて、まるで昨日レースをしていたばかりのように攻められた」と言うほど完成度が高そうだ。
弱点が見当たらない王者メルセデスAMGに、タイトル奪還を狙うフェラーリがどこまで戦いを挑めるのか。明日22日から始まるバルセロナ・テスト1回目の初日に注目だ。