19日(金)、F1が2016年シーズンに向けて動き出した。3チームが新車を公にしたのだ。
■ウィリアムズ
最初はウィリアムズ。2015年のマシンをほうふつとさせる新車FW38の写真を公開した。
チーム副代表クレア・ウィリアムズは、次のように語った。「今日お見せするマシンは、まだまだ開発途中の状態です。開幕戦メルボルン(3/18-20)に改良型の投入を計画しているのをはじめ、シーズン中、とぎれなくマシンを進化させるつもりです」
■メルセデスAMG
さらにインターネットでは、晴れのシルバーストーンを駆ける一台のF1マシンが動画で出回った。ぼんやりして良く分からない映像だが、こちらはメルセデスAMGのタイトル防衛マシン、W07である。チームのPR用に認められた撮影日を利用してニコ・ロズベルグが走らせたのだ。
ロズベルグはツイッターで、次のように話した。「興奮しちゃうよ!新しいシルバーアロー(メルセデス車の愛称)で初めての一周さ」
■フェラーリ
エンジンカバーとコックピット周りが1975年の黄金期を思い起こさせる赤白に塗られるのではと言われていたフェラーリの2016年マシンは、果たしてその通りとなった。SF16-Hと呼ばれるニューマシンをネットで公開したのである。
テクニカル・ディレクターのジェームス・アリソンは、次のように述べた。
「ありとあらゆる点を改良した」
「馬力、ダウンフォース、それにハンドリングだ。早くその走りっぷりを見てみたい」
■マクラーレン・ホンダ
いっぽうでマクラーレン・ホンダは、スイスの高級時計メーカー、リシャール・ミルと10年に及ぶ新契約を発表した。長年のスポンサーだったタグ・ホイヤーに代わる高級腕時計ブランドとすぐに契約をまとめるあたりはさすがだ。