現時点で、2016年のF1シートでまだドライバーが確定していないのはマノーのひとつだけとなっている。
マノーのドライバー決定に時間がかかる中、最近ではマノーがひとつのシートを3人のドライバーにシェアさせるのではないかとの推測さえ報じられていた。だが、どうやらこれは的外れだったかもしれない。
イギリスの『Telegraph(テレグラフ)』と『Daily Mail(デイリー・メール)』が、昨年マノー・マルシャのドライバーを務めていたイギリス人ドライバーのウィル・スティーブンスが今年はマノーのシートを確保することができなくなったと報じている。
『Telegraph(テレグラフ)』は、スティーブンスに代わってインドネシア人ドライバーのリオ・ハリアントがマノーのシートを確保したとしている。インドネシア政府の支援を受けるハリアントは、ほぼ1,500万ドル(約17億円)の資金持ち込みが可能だと伝えられている。
ダニエル・ジョンソン記者によれば、「スティーブンスは再びF1でのチャンスを探す間、別のカテゴリーでレースをすることになるだろう。それは恐らくアメリカになるかもしれない」とのことだ。
また、24歳のスティーブンスに関してはウィリアムズの控えドライバーになるかもしれないとのうわさもあるようだ。ウィリアムズでは昨年エイドリアン・スーティルを控えドライバーに迎えていたが、最近スーティルはチームを離脱したという。
ジョンソン記者は、ハリアントとマノーの契約に関しては「数日中にも発表される見通しだ」としている。