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メルセデスAMGの2016年型車は昨年の「進化形」とヴォルフ

メルセデスAMGの2016年型車は「進化形」だとビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフが語った。

メルセデスAMGは、F1がハイブリッド時代に突入して以降、圧倒的な強さを誇ってきた。ヴォルフは2016年のマシンについて、『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』に次のように語っている。

「レギュレーションが安定しているので、見て分かる変更点は数か所だけだ」

「（シーズン前テストが行われる）バルセロナでは、専門家でない限り、違いはあまり見て取れないだろう。だが、2回目のバルセロナテストでは、明らかに違う点がいくつかあるかもしれない」

ヴォルフは、従来のものを進化させる方針に自信を持っている。

「過去にも、進化より変革を試みたチームの例は多い。その多くは、開発の終末期に達したから、能力を引き出す新たな方法が必要だという考えに基づいていた」

「思い浮かぶのが、2012年から2013年にかけてのマクラーレンだ。だが手短に言えば、われわれのクルマは昨年モデルの進化形で、新たに1、2点興味深いコンセプトを付け加えている」

「しかし、まだライバルを見ていないので、差がどうなるかをつかむのは難しい」