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F1トップドライバーたちは稼ぎ過ぎ?

2016年02月11日(木)15:21 pm

現在のF1は、スポンサー資金を持ち込んでシートを買い取る“ペイドライバー”が増えていると言われている一方、トップドライバーたちは信じられないほどの報酬を得ているのも事実だ。

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)といったF1のスタードライバーたちは、1年に日本円にして数十億円もの報酬を得ていると伝えられている。

■トップドライバーたちの報酬は高過ぎるとマルコ

だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、そうしたドライバーたちは稼ぎ過ぎだと主張している。

マルコは、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。

「基本的に、現在のドライバーたちは明らかに稼ぎ過ぎだよ」

「そう言うのには2つの理由がある。まず、現在では大きな事故を起こしたり命の危険にさらされたりするリスクは小さくなっている。次に、現在のクルマは若くても才能のあるフェルスタッペン(マックス・フェルスタッペン/トロロッソ)とかヴェアライン(パスカル・ヴェアライン/マノー)のようなドライバーなら、サーキットを何の苦労もなく100周することができる」

「以前は、ベッテルでさえ途中で一休みする必要があった。彼も高出力に慣れていなかったからね。つまり、今のF1カーの運転は簡単になっているし、ドライバーのやることも少なくなっているんだ」

■報酬は貢献度に応じているとラウダ

一方、現役時代に3度F1王座についた伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは違う意見を持っている。

「ドライバーたちが稼ぎ過ぎているというようなことはないね」

そう語ったラウダは、次のように付け加えた。

「我々はF1が毎年どれほどの収益を上げており、ドライバーたちがそれにどれほど貢献しているかを忘れてはならないよ」

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