昨年マノー・マルシャからF1デビューを飾ったスペイン人ドライバーのロベルト・メリーが、ルノーのテストドライバーにおさまるかもしれないと報じられている。
2015年シーズン開幕時からマノーで出走していたメリーだが、スポンサー資金の持ち込みができなかったことから、いつシートを失ってもおかしくない状況だと言われていた。そして、ついにシンガポールGPでアメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシにシートを奪われてしまった。
そのメリーは、すでに今季マノーのドライバー候補からは脱落していると考えられている。チーム体制が変わり、昨年までのフェラーリエンジンに替えてメルセデスエンジンを搭載することになったマノーのシート料が高騰しており、スポンサーを持たないメリーにシート獲得のチャンスはないためだ。
だが、メリーの母国スペインの『Marca(マルカ)』は、現在も自転車やランニングなどでハードなトレーニングを続けている24歳のメリーがルノーのテストドライバーに迎えられる可能性があると報じている。
今月3日(水)にはパリで新生ルノーF1チームの2016年体制発表イベントが開催され、そこにメリーの姿はなかった。だが、メリーは『Marca(マルカ)』に対し、「数日ですべてが変わることもあるし、まだF1を続ける選択肢も残されているんだ」と語り、次のように付け加えた。
「今週にも何か確実なことが聞けるだろうし、数日中に何かを発表できることを期待しているよ」