3日(水)に新生ルノーF1の体制発表イベントがパリで開催されたが、そこにカルメン・ホルダの姿があったことに驚いた者も少なくなかったようだ。
かつてGP3シリーズへの参戦経験を持つスペイン人女性ドライバーのホルダは、昨年ロータスの開発ドライバーを務めていた。だが、さして実績のないホルダをチームの一員に迎えたのは、財政的に苦境に立たされたロータスが宣伝材料のひとつとして利用するためだろうと見る向きも少なくなかった。
だが、フランスの大手自動車会社ルノーが再びエンストンにファクトリーを構えるチームを買収し、新たなチームとして体制が大きく変わったものの、ホルダもそのまま新ルノーF1に残留することになった。
ホルダは母国スペインの『Europa Press(エウロパ・プレス)』に次のように語った。
「うれしいことに、ルノーは私をこのレースカテゴリーに置いてくれることになります。それはまさに私が望んでいるところです」
さらにホルダは『AS』に対しても次のように語っている。
「私はまだこのチームに所属していますし、とても満足しています。これは長期にわたる大きなプロジェクトですからね」
ホルダは、今年も「同じ役割」を担うことになると『Europa Press(エウロパ・プレス)』に語っており、今年も開発ドライバーとしての契約となるようだ。