今年から再びフルワークス体制でF1への挑戦を行うルノーだが、今後2017年末までの間に、エンストンにあるシャシーファクトリーのスタッフを200名増員することを目指しているようだ。
新生ルノーF1チームのシャシー担当テクニカルディレクターに就任したニック・チェスターも、3日(水)にパリで行われた新体制発表イベントにおいて「多くのポジションで募集を行っていく」ことを認めていた。
2009年にルノーがジェニイ・キャピタルにチームを売却しロータスと名前を変えてからは、チーム体制は大きく縮小され、現在では450名のスタッフを抱えるだけとなっている。
ルノーF1のマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールも、「2017年末までにはまたエンストンのスタッフ数を650人にしていきたいと思う」と語り、次のように付け加えた。
「2016年に関しては現実的な見方をする必要がある。いくつかの部分に関しては追いつくための取り組みを行うことになる。我々が新しいパワーユニット時代に乗り遅れたことは誰もが知っていることだし、エンストンにも少しばかり愛情を注ぐことが必要だからね」