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【ホンダF1】全力でばん回 光明は見えてきた

2016年02月02日(火)16:47 pm

ホンダF1プロジェクト責任者の新井康久が、2015年に7年ぶりにエンジンサプライヤーとしてF1復帰を果たしたホンダには「試合勘が戻っていなかった」と語った。

■ブランクの影響が大きかったホンダ

新井は『Nikkei Asian Review(日経アジアン・レビュー)』に対し、大苦戦に終わったマクラーレンとのプロジェクト初年度を振り返って次のように語った。

「レースから7年間遠ざかっていたことの影響があったと感じていました」

「技術的トラブルに見舞われることは予想していました。そしてそうしたトラブルが発生したときに、速やかにその原因をつきとめ、それを解決する手段を考え出し、必要な調整を行うことができませんでした」

「運動選手によく使われる“試合勘の欠如”といった状態を抱えていたんです」

■マクラーレンとの哲学の相違も

かつてマクラーレンとともにF1黄金時代を築いた伝統を持つホンダだが、現在F1プロジェクトにかかわるスタッフのうち“ほぼ半数”がF1未経験者だった。そして、不振が続く中でマクラーレンとの関係も必ずしも順調だったわけではない。

「(マクラーレンとの)話し合いは、和気あいあいとしたものでもなければ、対立的だったわけでもありません。昨年の夏には、彼らが私たちに対し十分な人材はいるのかと尋ねてきましたし、なぜ我々が自分たちだけでやろうとしていたのか、その理由を知りたがっていました」

「しかし、我々は、ホンダでは異なる哲学を持っていることを説明しました。人材を育成することが重要だということです」

■光明は見えてきている

しかし、ホンダが2016年シーズンに向けてエンジンの問題を完全に修復しようと全面的な分析を行った結果、トンネルの出口の光が見えてきているという。新井は次のように続けた。

「私は、1年以内に確実に対策を見つけられるだろうとは言えませんでした」

「(しかし)全員の期待に応え、可能な限り早期に表彰台に手が届くところにまで持って行きたいと強く望んでいます。2015年に取り組むことができなかった技術的問題を解決し、自信を持って開幕戦に臨みたいと思っています」

■全力でばん回を期すホンダ

ホンダでは、汚名返上に向けて大きくプロジェクト態勢を見直し、人材面での増強を図ったようだとのうわさもささやかれている。これに関して新井は次のように説明した。

「そのことに関して詳細を明らかにすることはできません。何パーセントくらい変わったのかということも言えません。しかし、我々は昨年の夏以降、予算とチームのサイズについて検討を重ねてきました」

「私は(ホンダの)八郷隆弘社長と話をしましたが、彼から全面的に支援するとの言葉をもらっています。2016年に向けての心構えはできています」と新井は付け加えている。

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