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ケビン・マグヌッセン、ルノーとの契約完了との報道

2016年02月01日(月)19:04 pm

昨年までマクラーレンに在籍していたケビン・マグヌッセンが、ルノーの新ワークスチームとレースドライバー契約を結んだと報じられている。

■マグヌッセンすでに調印済みか

デンマークのタブロイド紙『BT』は、「まだ公式発表には至っていないものの、ケビン・マグヌッセンがすでにフランスの大手自動車会社との契約書にサインを済ませたことが明らかとなった」と報じ、その情報は「事情をよく知る複数の人物たち」から得たものだとしている。

ルノーでは3日(水)にパリ郊外のギュイアンクールにあるルノー・テクノセンターにおいて、今年から参戦を再開するフルワークスチームの詳細を発表することになっている。もし、『BT』の情報が正しければ、そのときにマグヌッセンとの契約が正式に発表されることになるだろう。

『BT』では、今回のマグヌッセンの契約に当たり、デンマークの世界的ファッションチェーンであるベストセラー社がその支援を行っていたかどうかはまだ不明だとしている。

だが、マグヌッセンと同じデンマーク出身のドライバーであり、ロータスのテストドライバーを務めたこともあるマルコ・ソレンセンは、『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』紙に次のように語った。

「彼(マグヌッセン)にとっても、デンマークのモータースポーツにとっても素晴らしいことだ。これは本当に大きいよ」

■資金が尽きた?マルドナード

そして、この情報通り、マグヌッセンがルノーのシートを得ることになった場合には、その代わりにシートを失うのはベネズエラ出身のパストール・マルドナードになると考えられている。

マルドナードは、ルノーによって買収される前にロータスとの間で2016年の契約も結んでいた。だが、自身のスポンサーであるPDVSA(ベネズエラ国営石油会社)が、ルノー新チームに対するスポンサー料を最終期限までに支払うことができなかったと伝えられている。

汚職スキャンダルの渦中にあったPDVSAだが、ここへきて原油価格下落による大きな影響も受けており、非常に深刻な状況に陥っているのは確かだ。

先週の金曜日(1月29日)には、『Washington Post(ワシントン・ポスト)』が、「現在唯一の問題は、ベネズエラの政権と経済のどちらが先に完全に崩壊するかということだ」と報じるなど、原油価格に起因する経済不況と政治不安がベネズエラ全体を襲っている状況のもとでマルドナードがこれまで同様の支援を得られる可能性は低そうだ。

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