2015年にはコンストラクターズランキングで10チーム中9位という不本意な成績に終わったマクラーレンだが、ばん回を期す2016年にはF1カーのカラーリングを変更して臨むことになるかもしれない。
名門F1チームであるマクラーレンは、あまり頻繁にF1カーのカラーリングを変えないことで知られている。かつてマールボロ時代は赤と白、そしてウエストがスポンサーとなってからは黒と銀で構成されるカラーリングを基調としてきていた。
そして23年ぶりにホンダと組んだ2015年も、当初は黒と銀に赤いラインを施したカラーリングを採用。だが、シーズン中盤に銀がなくなり黒地に赤いラインを基調とするものに変更されていた。
そして、マクラーレン・ホンダの2016年型車MP4-31のカラーリングも、また新たなものになるようだとのうわさがささやかれている。
マクラーレン・ホンダは1月25日(月)から2日間にわたってフランスのポール・リカールで行われたピレリのウエットタイヤテストに参加していた。走行を担当したのは控えドライバーのストッフェル・ファンドールネだが、彼が着用していたレーシングスーツの胸の部分には黒いスペースがあり、そこに月と星のイラストが描かれていた。
さらに、テストで使用された2015年型車についても、昨年までジョニーウォーカーのロゴが描かれていたコックピットのサイド部分にも同じ月と星が描かれていた。
シーズン開幕時には、それらの部分に新たなスポンサーのロゴが掲示されるのではないかと考えられている。
スペインの『Marca(マルカ)』紙は、そのオンラインサイトでファンに対してマクラーレン・ホンダのカラーリング予想調査を行ったところ、5万人におよんだ投票者の26%が、2016年には黒と白を基調とするものになるだろうと答えたとしている。
だが、『Marca(マルカ)』によれば、マクラーレンのチーム関係者はカラーリングに関する情報を一切もらそうとはせず、「何も変わらない可能性だってある」と語ったという。
マクラーレンでは、今月21日(日)に、2016年型車MP4-31を発表することになっている。