アルゼンチンの大臣が、同国政府がF1復活に向けて正式に動きだすことを認めた。
1953年にF1を初開催したブエノスアイレスだが、サーキット施設の老朽化などの理由により1998年シーズンを最後にF1開催が打ち切られ、それ以後は同国内でF1エンジン音を聞くチャンスは消えてしまっている。
だが、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは、昨シーズン終盤にアルゼンチンGP復活に向けて「交渉を行っているところだし、その可能性はある」と語っていた。
それとほぼ同時期に、アルゼンチンではマウリシオ・マクリが新大統領に選出されていた。
そしてマクリ新大統領は新観光担当大臣にグスタボ・サントスを指名し、「これからこの国を動かしていかなくてはならない」と主張していた。
そのサントス大臣は、21日(木)に行われたイベントにおいて、アルゼンチンでは今後いくつかの世界規模のイベントを誘致したいと望んでいると語り、その中にはサッカーのワールドカップやF1が含まれていることを明らかにした。
サントス大臣は、それはアルゼンチンの「地位やブランドをさらに強化する」ことを目指すためだとし、スペインの『EFE通信』に次のように語った。
「こうした試みにはコストもかかるし、複雑なものだ。だが、我々はそれらの重要なイベントを誘致しようと決断した」