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F1、エンジン価格の減額に合意。レース中の給油復活は廃案に

2016年01月20日(水)16:45 pm

19日(火)に行われたF1委員会で、各F1エンジンメーカーが提案した顧客チームへ供給するエンジン価格に上限額を設けるという案が承認された。

ジュネーブでF1委員会が行われるのにあたり、メルセデス、フェラーリ、ルノー、そしてホンダの各F1エンジンメーカーは、顧客チームに販売するエンジン価格を年間1,200万ユーロ(約15億3,000万円)に減額することを提案するようだと報じられていた。

F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは、現行パワーユニットのルールそのものを見直すことを望んでいたものの、伝えられるところによれば、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長はそのエンジンメーカーたちの案を後押ししていたという。

そして、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』、フランスの『L’Equipe(レキップ)』といった大手メディアが報じたところによれば、F1委員会は19日(火)の会合においてエンジンメーカーたちによる提案を可決したという。

さらに、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば、今回の合意にはすべてのチームに対して「供給を保証」することも含まれているという。つまり、2015年にレッドブルが陥ったようなエンジン入手が困難な状況は今後避けられることになるわけだ。

また、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、「さらなるコスト削減を目指すために、2018年からは1シーズンにおいて1台のF1カーが使用できるギアボックスは3個までとすることも決定された」と付け加えている。

そして、FIAとの関係が深い関係者からの情報によれば、トッドが提案していたレース中の給油を復活させるという案はF1委員会において否決されたという。

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