フォース・インディアが、イギリスの名門自動車会社アストンマーチンとの協業契約成立にこぎつけることができなかったとの報道が事実であることを認めた。
シルバーストンに本部を構えるフォース・インディアは、アストンマーチンとの間で名称使用に関するスポンサーシップ契約の交渉を行っていた。その契約が実現すれば、フォース・インディアはアストンマーチンという名称に変わり、名前だけとはいえアストンマーチンが56年ぶりにF1に復帰することになりそうだとうわさされていた。
だが、アストンマーチンの最高経営責任者であるアンディ・パーマーは、2015年のクリスマス直前に「我々としてはF1に投資する意味が見いだせない」と語り、この交渉が決裂に終わったことを示唆していた。
だが、インド国籍のF1チーム、フォース・インディアの最高執行責任者であるオットマー・サフナウアーは、今回の交渉は実を結ばなかったと認めつつも、将来的にアストンマーチンと契約を結ぶ可能性はまだ残されていると次のように主張した。
「恐らく2016年は無理だろう。だが、交渉はまだ続けられている」
「アストンマーチンのような会社がフォース・インディアと話し合いを行い、我々と組んでF1進出したいと考えているというのはうれしいことだ。だが、まだその話が決着するには至っていない」
そう語ったサフナウアーは、次のように繰り返した。
「2016にはそうなるとは思わないが、今後に向けて可能性はまだ残されているよ」