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レース中の給油復活「話し合うべき」とFIA会長トッド

2016年01月16日(土)19:04 pm

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)の会長ジャン・トッドは、エンジンに関する問題が解決に近づいていると語った。

F1にパワーユニットを供給する4メーカー(メルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダ)は、カスタマーチームへの供給価格低減や、技術の簡素化、エンジン音増大などの課題に対する解決策を1月15日(金)までにまとめるよう求められていた。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンとFIAは、こうした課題が解決できない場合、F1にワークス参戦していない独立系エンジンメーカーによる代替エンジンを導入するとしている。

メーカーは現在のパワーユニットの継続を望んでおり、供給価格を約半額にすることや、エネルギー回生装置など一部のパーツを共通化してコスト削減を図る案などをまとめたと伝えられている。

トッドは、「われわれは(合意に)非常に近づいていると思う」と話し、18日(月)にジュネーブで行われるストラテジーグループの会議で、メーカーからの提案を話し合うことを明らかにした。

■一度は消えた給油復活案が再浮上

ストラテジーグループの会議では、レース中の給油を復活させる案も再度検討するとトッドは明かした。

給油の復活は、レースを盛り上げる策として2015年にも提案されたが、チームの反対でいったんは取りやめになった。

しかしトッドは「少なくとも話し合うべきだ」と話している。

2016年シーズンは全21戦が予定されており、レースが多すぎるという不満がチームから出ている。しかし、トッドは次のように語った。

「モータースポーツを愛している人は、それに触れることができれば喜ぶはずだ」

「世界にはまったく触れることができない人々がいるのを忘れてはならない。飲み水すらない人々もいるのだから」

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