近年、人気低迷が叫ばれているF1だが、かつてのような魅力を取り戻そうと、2017年から2018年に向けて現在のルールを大きく見直そうとしている。目指しているのは1,000馬力を超えるパワーを持ち、現在よりも1周あたり5秒ラップタイムを縮めることだ。
だが、最近そうした動きにメルセデスAMGや公式F1タイヤサプライヤーであるピレリが水を差したことが報じられていた。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、それについて次のように語った。
「メルセデスAMGはタイヤが耐えられないだろうと主張している。だが、それは下手な言い訳に過ぎないよ」
「彼らは今優位に立っているわけだから、当然ながら、何も変えたくないわけだ」
だが、マルコは、F1の将来を考えれば、何かを変えていかなくてはならないと次のように付け加えた。
「今のF1はあまりにも活力が失われているよ。もはやドライバーが重要な役割を演じるのではなく、裏方のエンジニアたちがレースを支配しているんだ」