F1チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、ラリーやスタンドドライバーとして活躍するケン・ブロックに、改造したモンスターマシンの購入を打診したという。
ハミルトンがほしがったのは、1965年フォード・マスタングを大幅に改造し、845馬力を発生する「フーニコーン」と名付けられた車。ド派手なドリフトを見せるブロックの人気動画シリーズ「ジムカーナ」でも使用されている。
「ルイス・ハミルトンはマスタングを買い取りたがった」とブロックはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に明かした。
「だが値段を聞いたら、突然興味を失ったよ」とブロックは笑う。
ブロックはフーニコーンを手放す気がなかったため、あえて手が出ない値段を提示したようだ。現代のどんなスポーツカーより自作のマシンのほうがいいという。
「なんだって自分のレーシングカーより遅いクルマに大金をはたかなきゃならないんだ?」とブロックは話している。