7度F1チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの16歳になる息子ミックが、フェラーリと関係の深いイタリアのジュニアチームと契約を結ぶ可能性が高いと報じられている。
2015年にはカート選手権を卒業したミックがドイツF4選手権にデビューしたことが大きな話題となっていた。そのとき所属していたのは、昨年17歳の若さでF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)も所属していたオランダのファン・アメルスフォールト・レーシングだった。
だが、『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』紙が報じたところによれば、ミックは2016年シーズンにはイタリアのシリーズ参戦を希望しており、現在マネジャーのザビーネ・ケームがプレマ・パワーチームと交渉を行っているという。
フェラーリとの関係が深いプレマ・パワーチームの創設者であるアンジェロ・ロジンは、「我々は1月早々に会うことになる」と語っていた。
『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』によれば、ミックはプレマからドイツ国内シリーズへの参戦も可能となるだろうという。さらに、現時点では昨年所属していたファン・アメルスフォールトや、叔父である元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが共同オーナーを務める新チームとの交渉も行っているという。
ファン・アメルスフォールトは、「ザビーネ・ケームの決断を待っているところだ」とコメントしている。
一方、フェラーリ所属時代には2000年から2004年にかけて5年連続でF1チャンピオンとなったミハエルだが、2013年末のスキー事故からまる2年が経過。ミハエルは、今月3日にスイスの自宅で47歳の誕生日を迎えた。