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ルノーエンジンはすぐに進歩できる可能性もあるとイリエン

2016年01月07日(木)20:58 pm

エンジンのエキスパートであるマリオ・イリエンは、ルノーエンジンが2016年シーズンの早い段階から改善を見せられるのではないかと話している。

イリエンは、レース専門のエンジンメーカーであるイルモアを率い、苦戦が続くルノーのパワーユニット開発に加わる。しかし、ルノーがF1残留を決めたのは12月のことであり、貴重な開発時間が失われた。

「32トークンあればかなり多くのことを変えられる」とイリエンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語っている。

「しかし、時間的にはそうもいかない」

「ルノーと共に、限られた時間で何ができるか検討する必要がある」

文字通り一からの出直しが必要かと聞かれると、イリエンは「いや、そこまでひどくはない」と答えている。

「われわれは徐々に改善していく。シーズンの早い段階で進歩を見せられればと思っている」

だが、シーズン中にメルセデスAMGやフェラーリに追いつくことは無理だろうとイリエンも認める。

「それには1年よりもう少し長い期間が必要だろう」

「当然ながら、ほかも改良を進めるのだからね」

■代替エンジンは早くて2018年

イルモアは、独立系のサプライヤーとして低予算の代替エンジン開発にも名乗り出たが、この計画は今のところ棚上げとなっている。

「決定が下されるまで待たざるを得ない」とイリエン。「1月の会議がどう進むかによる」

F1最高責任者のバーニー・エクレストンやレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2017年からの代替エンジン導入を望んでいるが、イリエンはそれには間に合わないだろうと話す。

「それにはすでに遅すぎるだろう」

「現実的には2018年だろうと考えている」

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