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ベッテル「まだあまり大きなことは言えない」

2016年01月06日(水)19:35 pm

最近、フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが2016年シーズンにはF1タイトル獲得を目標として掲げると宣言したことが報じられた。だが、実質的にフェラーリのナンバー1ドライバーとして位置付けられているセバスチャン・ベッテルは慎重な姿勢を崩していない。

マルキオンネは今週、まずは開幕戦F1オーストラリアGP(3月20日決勝)において、今年は自分たちが最大のF1チャンピオン候補だということを示すとともに、メルセデスAMGを倒してタイトルを獲得するという大胆な目標を示した。

2015年にはメルセデスAMGのドライバー以外では唯一表彰台の中央に立ったベッテルも、昨年はフェラーリが前年から大きく進歩していたことを認めている。

「フェラーリも僕も、最初は厳しい年になるだろうという心構えをしていたよ。誰も3勝もできるなんて思ってもいなかった」

ミュンヘンの『TZ』紙のコラムにそう書いたベッテルは、次のように続けている。

「だけど、もっとも重要だったことは、僕たちに一貫性があったことだ。それは僕たちが正しい方向性で進んでいることを示すものだった」

「言うまでもなく、まだやるべきことはたくさんあるし、始めたころのことを忘れてはならない。だけど、最初は少し粗野な部分もあったけれど、今ではだいぶスムーズになっているよ」

「ゆっくりと、着実に、すべてがうまくまとまってきていると思う」

「もちろん、次のシーズンにはすごくいい成績が残せるだろうと考えたくなる気持ちもあるよ。だけど、そのためには小さなことをひとつずつ積み重ねていかなくてはならないということを忘れてはならないんだ」

「昨年の冬はチーム体制も激変していた。新しい人たちがたくさんやってきたし、大勢の地位が変わったりした。それは時間がかかるプロセスなんだ」

そう主張したベッテルは、次のように結んでいる。

「2016年がもっといい年になることを願っているけれど、まだそうなると予想するには早すぎるよ」

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