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最年少フェルスタッペン、手本にするのはベッテル

2016年01月03日(日)19:32 pm

史上最年少でF1にデビューしたマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)が、1年目を振り返り、将来の目標を『De Limburger(リンバーガー)』紙に語った。

シーズン前には17歳でのF1デビューに賛否両論があったが、フェルスタッペンは1年で将来のチャンピオン候補としての地位を確立した。

カートからシングルシーターにステップアップしてわずか1年でF1デビューしたことについてフェルスタッペンは次のように話す。

「ステアリングを握ったら自分しかいない点は同じだ」

「唯一の違いは、カートについて書く人間は1人しかいないけれど、今はあらゆることを300回説明しなきゃならないことだね」

特に関係者から高く評価されているのが、その冷静で負けん気の強い性格だ。

モナコGPで喫した大クラッシュについてフェルスタッペンは、「降りた時に“頑丈なクルマだな”と思った。でも、自信がより増したよ」と話している。

■目標はタイトルを複数回獲得すること

2016年の目標は100ポイントと表彰台獲得としているフェルスタッペンだが、将来の目標はF1チャンピオンになることだと話す。

「そしてもし可能なら何度も取りたい」とフェルスタッペン。

「すぐそうなるとは思っていないよ」

「最多記録は7回だ。野心的な目標ではあるけれど、目標は持たなきゃね」

■「平穏な環境にすることが大事」とフェルスタッペン

フェルスタッペンは、そのための手本に現チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)ではなく、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を挙げている。

「(ベッテルは)速くてクリーンで私生活を明かさず、スキャンダルと無縁で、心配を抱えていない」

「平穏な環境にすることが大事なんだ。ベッテルはそれを完ぺきにやっている」

「僕も、自分の出発点や、趣味を仕事にできた喜びを忘れないようにしたい」

「リラックスして、適した人々に囲まれているように」

それができない場合は?と聞かれると、「その時はきっと父が教えてくれるはずだ」とフェルスタッペンは答えている。

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